田村屋系ラーメン餃子の味

 ゴッドマザーのお見舞いで上州へ。その途中で久しぶりに佐野ラーメンを堪能しようと思った。どこに行こうかあれこれ迷っているうちに、旧国道50号(例幣使街道)の免鳥(めんどり)交差点まで来てしまった。

「佐野ラーメンなんか食べてる場合じゃないでしょ。稼ぎが少ないのに、餃子もぜい沢よ」
「まあまあ、そう急ぐな。先は長い。大変な時こそ道草を楽しむのもオツというものだ。急がば回れ、ということわざもある」
「ゴッドマザーが待ってるのよ。すごいイジワル。サイテー
途中、「佐野に立ち寄るか、餃子を付けるか付けないか」で、ウマズイめんくい村の内紛が起きてしまったからだ。争いはささいなことで起きる。
              日向屋 
              評価の高い「日向屋」

村長は妥協案を出した。ここから近いところの店に入る。素早く食べる。餃子は一人前だけ頼む。ツノが出たままの村民2号を何とかなだめて、免鳥交差点近くの「日向屋(ひなたや)」にポンコツ車を止めた。ここは佐野ラーメンの中でも評価の高い店で、2008年(平成20年)にあの田村屋から暖簾分けしている。行列店「麵屋ようすけ」も田村屋系の店。

内紛が長引いたために、時刻は午後1時半を回ってしまった。人類は確かに愚かだ。時間が時間なので、店の中に4人待ち。10分ほどで、左手の小上がりに案内された。正面がカウンター席で、右手にテーブル席。人気店らしく活気がある。
              日向屋3 
              いい匂いが漂う
              日向屋② 
              メニュー

村長は予定通り「ラーメン」(600円)と餃子(5個入り400円)を頼んだ。ツノが半分だけ引っ込んだ村民2号は「ラーメン」だけを頼んだ。10分ほどでまずはラーメン、2~3分ほどして餃子がやってきた。この時差が案外気になる。同時に着丼が望ましいが、その間隔が長いのは味わいが1割ほど下がる。
              日向屋③ 
              正統派
              日向屋④ 
              コショウをぱらり

ラーメンはキラキラ脂の浮いた透明なスープで、豚バラの丸い巻きチャーシュー、メンマ、ナルト、刻みネギがいい具合に横たわっていた。チャーシューはデカいが、やや薄め。ナルトもいい色目だが、薄め。メンマは5~6本ほど。だが、全体の印象は悪くない。田村屋のチャーシューは長方形だが、ここは丸い。
              日向屋⑥ 
              黄金のスープ?

まずはスープ。きれいな鶏ガラ醤油スープで、まろやかな旨味。佐野ラーメン正統派の、高いレベル。化学調味料の旨みがかすかに舌に残る。麺は青竹手打ちの平麺で、田村屋のような縮れがほとんどない。ストレート系。だが、つるりとした食感でコシが強め。モチモチ感も十分ある。太さも微妙に違っていて、それが好ましい。「麵屋ようすけ」の麺とよく似ている。チャーシューは普通の旨さ。メンマはいい歯ごたえ。
              日向屋⑤ 
              コシと食感
              日向屋⑦ 
              柔らかなチャーシュー
              日向屋⑧ 
              上質のメンマ

いい焼き色の餃子は大きめ、皮が薄めでもっちりしていて美味。中の具はほとんどキャベツで、ニラとニンニクが効いている。肉の影はない。野菜餃子と表記した方がいいかもしれない。具に味が付いていないのも特徴。ラー油を垂らした酢醤油に付けて食べると、予想以上に旨い。
              日向屋⑨ 
              グラマラス!
              日向屋10 
              どないどす?

「餃子は3個入りにして、もう少し安い設定も欲しいわね。ラーメンは旨いわ」
村民2号のツノが引っ込んでいる。2個ぺろりと平らげた。衣食足りて、とりあえず争いは収まる。嵐の前の静けさかもしれないが・・・。

本日の大金言。

ジョン・レノンの「イマジン」は永遠だが、争いのタネは尽きない。お互いに「相手の気持ちを想像すること」は案外難しい。



                          日向屋11 


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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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