北千住いずこへ?午後のクロックムッシュ

 「村長、最近ヘンよ。言うことがズレテきたわ。正月ボケもひどすぎるし・・・北千住にでも行って来たら?」
「やっぱりそうか。昨日は飲み過ぎて、天国のちゃいが呼んでいるなんて、叫んでたらしいね。ここらでもう一度リセットしなくっちゃ」
てなわけで、村長の第二の故郷でもある東京・北千住へちょっくら行くことにした。

午後2時過ぎ。ジャズバー「ゆうらいく」に行くには時間が早すぎる。西口駅前周辺をブラ歩き。すると、あの「千住 玉寿司」が閉店していた。情報通の友人によると、「昨年10月頃、大将が倒れて、やむなく店を畳んだんだ。70年近い歴史のあるいい寿司屋がなくなるのはさびしいよ」と寂しそうに語った。

何ということだ。村長は夜は高いので、ランチタイムに何度か足を運んだ。マグロは天然の本マグロ、しかも大間のマグロしか使わないと話していた大将の顔を思い出す。村長の愛した「石黒の飴(あめ)」も去年夏に店を閉めた。絶品だった「最中屋なか井」もすでに暖簾を下ろしている。
              石黒の飴② 
           いい店がどんどん消える

いい店がなくなるのは、図書館が一軒消えるのと同じくらいの出来事だと思う。悪貨は良貨を駆逐する? 村長はマルイとルミネの高層ビルを呆然と眺めた。北千住はどこに行こうとしているのかいな? 
              デリマンシェル 
              ルミネ北千住一階

すると、そのルミネの一階部分に小ジャレたカフェが見えた。これまで何度も来ているのに気がつかなかった。若い女性がたむろしていた。時間も中途半端なので、入ることにした。理屈は後からついてくる。「ル・ディマンシュ」という今どきの店で、ベーカリーとカフェが合体していた。まだランチメニューをやっていて、「ランチA クロックムッシュ」(ミニサラダ、コーヒー付き550円)に心が動いた。手ごろな値段・・・。
              デリマンシェル① 
              クロックムッシュ

調べてみたら、店はあのオシャレな神戸に本店があり、北千住ルミネ店は二店目。何故に北千住なのかは不明だが、昔から北千住を知っている村長としては不思議な気分。10分も待たずに「クロックムッシュ」がやってきた。黒ゴマ入りの柔らかなフランスパン生地の上にゴーダチーズが厚めに乗っかっていた。フライパンで焼かれたこんがりとした焼き色が悪くない。ミニサラダとコーヒーはどこにでもある今どきのもの。
              デリマンシェル④ 
              軽めのランチ
              デリマンシェル⑥ 
              ガブリと行け

フォークはプラスティック製。パンとパンの間に薄切りのハムが一枚、それにさらにゴーダチーズも塗ってある。小麦粉とバターで作ったペシャメルソースで味付けがされている。ガブリと行くと、ゴーダチーズの濃い風味が来た。表面のパリパリ感。パンの風味も悪くない。ボリュームはあまりない。クロックムッシュとは「カリッとした紳士」という意味だそうで、まさに名前通りの味。フランスでは軽食としてよく食べられるそう。
              デリマンシェル⑦ 
              ハムが一枚
              デリマンシェル⑧ 
          ゴーダチーズもあるでよ
              デリマンシェル⑨ 
              フランスの匂い
              デリマンシェル11  
           パン生地も旨い

まわりを見渡すとお客のほとんどは女性。旨い店には女性が集まるというが、果たしてそれは本当か? 今どきのマニュアル化された小ぎれいな店内を見渡しながら、「千住 玉寿司」や「石黒の飴」や「最中屋 なか井」の熟練の職人技を思う。北千住の未来はいずこへ? ジャズバー「ゆうらいく」の将来も気になる。ニッポンの未来も気になる。「つんくとモー娘。」の未来も気になる。気になる、気になる・・・おっと危ない・・・。ここらで越中ふんどしを締め直さなきゃ。何だ、この締めは?

本日の大金言。

新旧交代がすべていいとは限らない。新陳代謝は必要だが、骨がなくなったら、存在自体もなくなってしまうのでは? 温故知新ということわざもある。このバランスが難しい。


                           デリマンシェル12 

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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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