名古屋おばはんとホテルの朝食

 今回の旅で想像以上だったのがホテルの朝食。バイキングスタイルだが、その驚くべき種類の多さと一つ一つの旨さに目を見張らされた。香港、上海、シンガポール、パリ、ミュンヘン・・・村長の海外体験はそう多くはないが、そのいずこと比べても、ホーチミンの朝食は特筆すべきものだと思う。
                     リバーサイドホテルから 
          ホテルの窓から(午前7時)

宿泊したのはあのマジェスティックホテルの近く、ルネッサンスリバーサイドホテルサイゴンである。通りを挟んでサイゴン川がゆったりと流れる様子が見える。ドンコイ通りも近い。早朝からバイクの大群の通勤が始まっている。気温はすでに30度は超えているだろう。朝食は午前6時からと早い。場所は一階のレストラン。
              ルネッサンスリバーサイドホテル 
              いいホテルだった

7時半に行くと、60代くらいのアメリカ人かオーストラリア人夫婦が順番待ちしていた。アオザイ姿の女性スタッフにルームナンバーを聞かれて慌てて「シックス・トゥ・ワン」何とか答える。「シックス・ナイ・・・」と口走らなくてよかった。

朝のすがすがしさを縫うようにいい匂いが漂っている。客の半分以上は欧米人で、残りは日本人か中国系か。バイキングは日本のシティホテルと基本的にそう変わらないが、種類の多さと深みがひと味違うと言わざるを得ない。ポイントポイントに面白い工夫がある。ベトナム料理はもちろん、フランス料理と中華料理が中心で、日本の巻き寿司まであった。なぜか牛乳がないのだけが残念(スキムミルクはある)。
              リバーサイドホテル 
            村長の最初の一皿
              リバーサイドホテル① 
              これで充分・・・

村長はパンの美味さに目を見張った。パンコーナーだけでパン屋が十分開けそうなくらいの種類がある。焼き立てのクロワッサン(2種類)、カンパーニュ、ライ麦パンはもとより、ホカッチャやドイツパンまである。しかもバゲットや大麦パンなどはパンナイフと布ナプキンが置いてあり、自分で好きなだけ切り分けられるようになっている。天然酵母なのは言わずもがな。ブリオッシュなど小さなパン菓子の種類もざっと見たところ20はある。
              リバーサイドホテル② 
              パンの美味さよ

たまたま隣りの席にいた名古屋から来たという二人組おばはん(多分50代)が凄かった。口と舌と手を休みなく動かし続け、村民2号とすっかり打ち解けていた。

「コックがその場で作ってくれるバインミーとワッフルが美味いわよ。ワッフルは自分でも焼けるのよ」

そう言ったかと思うと、ワザワザ焼き立てのものを持ってきてくれた。メチャウマ。きれいな身なりでスリム。ヒマを見つけては世界中を二人で食べ歩いているとのたまっていた。
              リバーサイドホテル⑥ 
              ワッフルの一片

「ベトナムはこれで2回目だけど、何を食べても旨かったわ。ダナンもよかったわよォ。今日午後の便で帰るから、最後の朝食も食べまくるわよ」
村長と村民2号が一皿食べる間に、3回は新しい皿を持ってきた。ベトナム人のエネルギーにも驚かされたが、名古屋おばはんのエネルギーにも驚嘆した。旦那は何をしているのだろう? 隣り合わせてから20分以上になるが、口と手が一向に止まりそうにない。村長まで皿の上にいるような気分になってくる。
              リバーサイドホテル⑤ 
                                 バインミー

欧米人が意外に少食な中(高齢者が多いせいか)、名古屋おばはんのたくましさが目立つ。日本の将来は案外大丈夫と確信した。
「ホント、バインミーが美味いわ。小さなソフトフランスパンのベトナム風サンで、ベーコン、チキン、ビーフン、レタス、キュウリ、ニンジンが入ってるわ。薄味なのがいいわ」
村民2号がコーヒーをお代わりしながら、名古屋おばはんが勧めたバインミーを美味そうに頬張っている。ウマズイめんくい村も案外大丈夫かもしれない。村長は色とりどりのフルーツを前にしながら、しばらくの間、都合3人のおばはんの口元に見とれていた。カンパイ。

本日の大金言。

世界の鍵を握ってるのは確かにウーマン!かもしれない。女は今に生き、男は今から逃げようとあがく。「男類、女類、猿類」などと言ったのは誰だったっけ?


                           リバーサイドホテル⑦ 












 
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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