白ワインに映るホーチミンの夜

 ホーチミン市滞在約5日間の間にかなり食べまくった。それをすべて書くことは取りあえず止めにした。2~3年は住まないと、とてもこの巨大な胃袋の街の尻尾すら捕らえることはできそうにない。ドンコイ通りのある1区だけでも歩き回っただけで大小合わせてものすごい数のレストランが存在することがわかる。さらにベトナム人は「起業」がフツーに行われていて、それはバイク一台の出店だったりする。もはや銀河系の星の数。
                    ホーチミン市内①  
              オレ、企業家

現地ガイドによると、ホーチミン市のサラリーマンの月収は平均約3万円とかで、さらにボーナスが年に一回(旧正月=テト)一か月分ほど出るそう。昭和40年(1965年)当時の日本のサラリーマンと同じくらいの年収だろう。就職できない人や脱サラ志向の強い人は「起業」する。路上でフォー(麺類)やジュースを販売するのも「起業」で、ミトーの町に行く途中のバスの中から、照りつける太陽の下でそうした光景をいたるところで見た。
              ホーチミン市内④ 
              光と影の濃度
              名所④ 
              エネルギーが走る

ホーチミン市は暑いので、サラリーマンは弁当を持参することはほとんどないそう。暑さですぐに悪くなるためと外食が安いことがその理由。外食が一般的で、それ故にバイク一台でできる食べ物の「起業」が多くなるとか。小回りとたくましさ。生きることに四の五の言ってられないという事情もあるかもしれない。

バイクはベトナム人の足で、中古が約300ドル(約3万4500円)ほど。一番人気は日本のホンダで、ヤマハやスズキのマークも多い。クルマも多く、金持ちのベンツが悠然と走ってる光景も見た。新宿や大阪のような高層ビルも建築されていて、街中のちょっとした路地の昔ながらの貧しい生活との陰影が強烈。光と影の濃度が日本とは違い過ぎる。
              チャオカフェ 
              チャオ・カフェ

さて、村長がホーチミン滞在中に気に入って二度ほど通ったレストランが「チャオ・カフェ」。ビザなどイタリアン中心だが、ベトナム料理もある。客は欧米人がやたら多い。村民2号がベトナム料理の香辛料(香菜類)にやや閉口して、夜ぶら歩きしている最中にグエンフエ通りで見つけた店。
              チャオカフェ③ 
              欧米人のメッカ?
              チャオカフェ① 
              ピザのメニュー

ここの白ワインが気に入ってしまった。グラスワインが8万ドン(約400円)。ピザは「ローストチキンピザ」(12万5000ドン=約625円)を頼み、ケーキ類も美味そうだったので、デザートとして「ティラミス」(6万ドン=300円)と、すっかりハマってしまった「ベトナムミルクコーヒー」(アイス6万5000ドン=325円)も頼んだ。
              チャオカフェ④ 
              デザートメニュー
              チャオカフェ⑤ 
              亜熱帯のオアシス

ワイングラスが本格的なボルドータイプでデカい。開放的で、夜の熱気と活気が流れ込んでくる店内で飲むと、その冷たさとやや酸味のある華やかな果実味がひりひりしている口中に染み入ってくる。多分ソーヴィニヨンブランだと思う。
              チャオカフェ⑦  
              ローストチキンピザ

17分ほどでチャーミングな女性スタッフが、「ローストチキンピザ」を運んできた。ここでは急いてはいけない。木製の皿の上のピザは直径30センチはある。ナポリタイプのパリパリしたピザで、ピザソースとチキン、それにタマネギの甘みがいいアクセントになっていて美味。生地はもっちりではなくザクッとしていて、素朴な小麦の香りが広がってくる。白ワインとの相性がいい。
              チャオカフェ⑧ 
           無性に食べたくなる
              チャオカフェ10 
              かぶりつけ
              チャオカフェ11 
              ティラミス

「ティラミスはデカすぎるくらいだけど、6層になっていて、イメージ通りの本格的ティラミスって感じ。クリームチーズのこってり感がたまらないわ。でも、カロリーが気になるわ」
「フォーも食べたいね。通りのバイクの光の波とざわめきも気に入った。明日も来よう」
「それよりここにずっと住んじゃえば? 大丈夫よ、村長なら。私は帰るけど」
「・・・・・・」


本日の大金言。

ホーチミンの中心部の夜も熱気にあふれている。どこか大阪と似ている。ホーチミンは近い将来、東南アジアの拠点の一つになると思う。


                          チャオカフェ15
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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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