ソースかつ丼超える?「カレー焼きそば」

カレー焼きそばと言えば、「ソースかつ丼」に続けとばかりに会津若松が売り出し中のB級グルメだが、全国的には知らない人も多い。祖先が会津藩足軽だった村長でさえソースかつ丼は知っていたが、カレー焼きそばを知ったのはここ数年のこと。元祖と言われる「トミーフード」(昭和50年創業)をはじめ、いくつかの暖簾をくぐったが、悲しいかな「これはいいね」というカレー焼きそばにまだ出会っていない。
         鶴ヶ城③ 
       鶴ヶ城の桜の開花はまだ先

戦国武将・蒲生氏郷の墓所で手を合わせた後に、市内をブラ歩きしていると、いつの間にかすっかり日が落ちていた。夕飯をどこで取るか、これが重大問題で、そばにするか郷土料理にするか、あるいははたまたイタリアンにするか、途中、和菓子屋で買った串ダンゴを食べながら歩き回ること1時間半ほど。
         蒲生氏郷墓所 
         蒲生氏郷墓所「五輪の塔」

神明通りからちょいと入った花見小路で「くるくる軒」の看板が見えた。地元で人気の中華食堂。意味もなくくるくる好きの村長のハートを射止めるに十分の店構えで、歴史は35年ほど。暖簾をくぐると、カウンター席とテーブル席があり、右手が厨房になっていて、そこに濃紺のキャップをかぶったややご高齢のシャレ者店主が黙々とライパンを操っていた。いい雰囲気。
         くるくる軒 
         くるくる軒だって?

醤油ラーメン(570円)にしようか、それとも珍しい会津牛乳らーめん(660円)にするか、いやいやチャーハン(650円)にするか、大いに迷った。まずは地酒の冷酒を頼むことにした。女将さんに「生酒 末廣」(税込み540円)を頼むと、すぐに白菜の漬物がスッと出され、生酒がやってきた。白菜の漬物は会津では基本のアテで、これが浅漬けで実に旨い。
         くるくる軒③ 
       白菜の漬物と地酒

メニューとしばしニラメッコ。地味に表記してあった「カレーやきそば」(同700円)を頼むことにした。麺が「生麺から茹で上げています」との女将のひと言が決め手となった。どこかのように蒸し麺ではない。わざわざそれをうたっていないさり気なさがいい。これが当たりだった。
         くるくる軒② 
         メニューとニラメッコ

12~3分ほどかかって、カレー焼きそばがやってきた。会津ラーメンの基本、平打ち太麺の焼きそばとたっぷりかかったカレーがいい匂いを放っていた。そのボリューム。まずは焼きそばの部分を口中へ。最初のアタックはゴマ油の風味。それがふわっと立ち上がる。その後に続く生太麺のモチモチ感。味付けは多分塩とオイスターソース、それに具のキャベツと豚肉のバランスが絶妙で、これだけでも十分に美味。神田・神保町の焼きそばの人気店「みかさ」(ここも生麺を使用)と十二分に渡り合える旨さだと思う。
         くるくる軒④ 
         クールな組み合わせ
         くるくる軒⑤ 
         カレー焼きそば
         くるくる軒⑦ 
         生麺の秀逸
         くるくる軒10 
         豚肉の美味

カレーはむろん自家製で、こってり感とほどよい辛さが焼きそばの旨さを邪魔しない。それどころか、むしろ焼きそばの風味に新しい、濃厚な風を送り込んでいる。これまで村長が食べたカレー焼きそばの中では一番の味わい。キャップをかぶった高齢の店主の腕が本物と実感できた。余分な説明がないのもいい。プロの味わい。
         くるくる軒⑧ 
         食べてみてくなんしょ

支払いを終えてから女将に店名の由来を聞いてみた。「お客がくるくるという願いと、その昔に主人(店主)が修業したレストランの名前がくるくるだったんです。それを店名にしたんですよ」とか。いつも頭の中で何かがクルクル回っている村長のイメージとは違ったが、くるくるの語感は悪くない。朝が来て、夜が来て、また朝が来て、それがクルクルと続く。世界はクルクルでできている・・・。

本日の大金言。

3月12日会津若松からライブ中継された「NHK明日へのコンサート」は、スマップの司会でも大きな話題を呼んだが、観客のほとんどは福島(会津)以外だったらしい。村長の聞いた範囲では、地元で抽選で当たった人はほとんどいなかった。東北復興支援変じて、スマップ復活支援でもあった? 


                  くるくる軒11 

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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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