綾瀬はるかも食べた?会津ソースカツ丼の圧巻

 会津若松は赤羽彦作村長のご先祖が眠る町である。久しぶりに街中を歩くと、あちこちに「ハンサムウーマン 八重の桜」の旗が立っている。来春スタートのNHK大河ドラマ「八重の桜」の宣伝をかねて盛り上がろうとする会津。主演の新島八重(旧姓山本八重)を綾瀬はるかが演じる。

彦作村長の友人で放送ジャーナリストの鈴木嘉一さんによると、NHKが会津藩出身の山本八重を主人公にするという企画を決定した背景には、3.11で大きな打撃を受けた福島を応援するメッセージがあるという。八重は戊辰戦争という悲惨を闘い抜き、京都で新島襄と再婚、同志社大学の設立やその後の活躍などで皇室以外の女性で初めて叙勲を受けたスーパーウーマン。3.11後の福島の悲惨を戊辰戦争後の八重に重ねることによって、何とか立ち直ってほしいというメッセージをこめているというのである。NHKもやるもんだ。N(何だか)H(へんな)K(公共放送)と揶揄されても、やるときはやるのだ。

          鶴ヶ城① 


主演の綾瀬はるかはすでに会津でロケを終えたという。その綾瀬はるかが会津でどんな食事をしたのか、彦作村長は気になった。インタビューなどで好きな食べ物は「本当に好きなのはごはんと漬け物です」と答えていることを確認。彦作村長は十津川警部にでもなったつもりで綾瀬はるかの食事をあれこれ推理した。ロケの重労働などを考えると、「それは多分、どんぶりものではないだろうか。ごはんと漬け物が必ず付いている。しかも場所は会津。会津でどんぶりものと言えば、ソースカツ丼しか考えられない。漬け物とみそ汁も付いている。第一、スタッフも会津名物を賞味したいはずだ」と勝手に推測したのだった。

会津若松市は、福井県や群馬・桐生市、長野・駒ヶ根市などとともに「ソースカツ丼のメッカ」として、知る人ぞ知る街でもある。赤羽彦作村長は鶴ヶ城や山本八重の生家跡からほど近い「美由希食堂」に狙いを定めた。創業が1964年(昭和39年)、ここは会津ソースカツ丼の名店の一つである。

         ミユキ② 


入り口に昔の荷馬車の大きな車輪が飾ってあった。看板がデカい。顔が大きめの綾瀬はるかとスタッフがここに入った可能性もないわけではない。中に入ると、懐かしい昭和の匂い。座敷と小テーブル、囲炉裏をそのまま使ったような大テーブル。広い厨房が開放的に広がっている。おばさん店員が3、4人ほどしゃきしゃきと動き回っている。午後1時過ぎなのにどんどん客が入ってくる。

「ソースカツ丼」(900円)を注文した。注文してからとんかつを揚げるので、15分ほど待たされた。来た! おおっという大きなとんかつが一枚にさらに一切れ。厚さは1センチほどありそう。その勇姿がどんぶりからはみ出そうな勢いで鎮座している。下に千切りキャベツが敷かれていて、特製ソースのいい滲み具合とともに、彦作村長の食欲を刺激した。

          ミユキ③ 
               綾瀬はるかに食べさせたい

肉はロース。ほどよい肉汁がソースの合い間からジュワジュワと滴り落ちてくるよう。900円という価格設定は安くはないが、柔らかい肉の歯ごたえがその価格設定を納得させてくれる。特製ソースは思ったよりもソースそのもの。ソースをこれだけ前面に押し出してくるソースカツ丼は会津ならではかもしれない。キャベツは自家製農園で栽培したものを使っているそう。

         ミユキ ソースかつ丼④ 
             わっ、このボリューム・・・参りました

うまい。とんかつの存在感が圧倒的。みそ汁も大きな器でしかも豆腐とわかめと味噌のバランスがいい。おしんこはきゅうりと大根漬けで、これも自家製。食材に神経を使っているのがよくわかる。全体として、会津でも人気店なのは理解できた。だが、しかし。彦作村長はごはんが柔らかすぎるのが気になった。好みの問題だろうが、ソースの滲み具合を考えると、もう少し固めの方がいいと思う。

綾瀬はるかがこの店に来たのか、店員さんに聞いてみると、「いろんな方が来るから、いちいちわかりませんよ」と笑われてしまった。しかし、彦作村長は、必ず来ていることを確信した。はるかなはるか。外に出ると、鶴ヶ城が見えてきた。瞑目して、144年前の鶴ヶ城を思った。彦作村長の胸めがけて、アームストロング砲の砲弾が飛んでくる錯覚に陥った。



本日の大金言。

「八重の桜」と会津ソースカツ丼。「志」と「胃袋」。この二つで観光客を呼び込めるか? 平成維新の時代に会津の命運を握っているのはこの二つかもしれない。



            山本八重生家 


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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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