讃岐うどん超人気店のぶっかけ

 東京・神保町での野暮用を終えたら、午後3時を過ぎていた。小腹がすいたので、先日テレビで「東京で一番美味い讃岐うどん」と紹介していたうどん屋に足を延ばすことにした。

メディアでこの手のキャッチフレーズは、結構ハズレが多い期待が大きすぎると満足度もハードルが高くなりすぎる・・・などとブツブツ考えながら、小川町方面へと歩く。昼どきは大行列らしいが、午後3時過ぎという時間帯は狙い時ではないか?
          丸香 
      午後3時過ぎでも行列

場所がわからなくなったので、たまたまいたクロネコの配達員に聞いてみた。
「ああ、いつも行列ができているところですね」と指差してくれた。駿河台下を左手に上ったあたり。「丸香(まるか)」の屋号が見えた。この時間帯なのに7~8人並んでいた。コンクリート地の外観に、「うどん」と大きく書かれた白地の暖簾が下がっている。モダンな外観。
          丸香① 
          モダンな店構え

回転が速いので、5分も待たずに中へ。正面奥が板場になっていて、活気にあふれていた。対面式の長いテーブルの空いたところに腰を下ろして、夏限定の「ぶっかけ」(並580円=税込み)と「ちくわ天」(180円)を頼んだ。
          丸香③ 
          夏はぶっかけに限る?

待ち時間は7~8分ほど。大根おろし、花ガツオのような削り節、万能ねぎ、カイワレ大根が盛大に盛られていて、白ゴマもかかっていた。おろしショウガもしっかり乗っている。その合間から絹色のやや細めのうどんが顔を出していた。いりこの出汁がほのかに立ち上っている。うむ。
          丸香④ 
          華やかやなあ

それに見事なちくわ天。「本日は中にチーズが入ってます」(女性スタッフ)。チーズ入りチクワが大好きな村長は、この意外なフェイントに心をつかまれそうになった。さすが評判の店。

だが、ここもセルフ方式ではない。店主は本場・香川県高松市の名店「山越」で修業をし、2003年夏に創業。その経歴を見ると、本場の讃岐そのものだと思うが、小麦と水は本場のものとはいかないようだ。都内なので、それは仕方のないところ。
          丸香⑥ 
          揚げ玉をかける
          丸香⑧  
          うどん自体の美味さ


最初のアタックは、塩気が意外に強いなあ、だった。いりこ出汁のよく効いたツユ、うどんは思ったよりも細めだが、口中に入れた途端、そのもっちり感がとてもいい。コシがしっかり効いていてうどん自体の風味もある。丸亀やハナマルとはひと味違う美味さ。揚げ玉を入れ、食べ進む。「東京一」というのはややオーバーだと思うが、かなり上質の讃岐うどんだと思う。
          丸香10 
          ちくわ天の秀逸
          丸香11 
          チーズ入りだった

最も感動したのはかなり大きめのちくわ天。揚げ立てのようで、サクッとしたコロモ、ちくわの美味さ、その中に潜んでいるチーズの食感と風味が実にいい。人形町「谷や」ほどの驚きはないが、行列さえもう少し少なくなれば、五日に一度は来たいと思った。

本日の大金言。

都内に讃岐うどんの名店が増えている。本場は安くて美味いが、都内となると、結構それなりの値段となる。高級化が進むと、本来の庶民的な讃岐うどんがどんどん「道」化していく。讃岐うどん道というものが庶民から離れることがないことを祈りたい。



                丸香12 






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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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