ン? 北千住の不思議なまぜそば

 東京・日本橋での打ち合わせが長引き、北千住で途中下車したのは午後8時を過ぎていた。暑さと疲れで全身ポンコツ状態。自然と「牛骨らぁ麺 マタドール」に足が向かった。牛骨の出汁で知る人ぞ知る店。エナジー補給が必要だ。
                                 マタドール① 
                                夜のエナジー補給?

東京電機大学の裏手の通りに、オレンジ色の看板がぼうっと見えた。目がかすんでいる。5年前の7月にオープン、あっという間に北千住のラーメン店でも指折りの人気店となった。その後、同じ東口に「みそ味専門 マタドール」を出し、こちらも成功している。

昼どきは行列だが、時間が時間なのか、8席ほどしかないカウンター席に客は2人しかいない。券売機を見ると、「本日はまぜそば専門」。あれれ。月曜日は定番のメニューは止め、まぜそば5種類のメニューしかない。まぜそば醤油、まぜそば塩、まぜそば味噌、タイまぜそば、スパイシー&ハニーの5種類。メニューもどこかラテンのノリ。
                                  マタドール④ 
       本日は「まぜそば専門」

軌道修正。まぜそばも嫌いではないので、「まぜそば醤油」(税込み850円)を頼んだ。マタドールでは初めてのまぜそば。7~8分ほどで、まぜそば醤油が目の前に置かれた。スープ付き。かすんでいた目が点になった。
                                マタドール⑤ 
         こ、これは・・・
                                マタドール⑥  
         上空より

大きな白いどんぶりに、大きな春菊、刻みネギ、刻み玉ネギ、万能ねぎ、それに薄切りの牛バラ肉が乗っていた。中央には賽の目切りの白と黄色の何かがドカッと乗っていた。底には醤油ダレが潜んでいる。春菊が乗ったまぜそばというのは初めて。春菊が苦手な村長の脳裏に嫌な予感が漂った。ミスマッチではないか?
                                 マタドール⑦ 
         ポエムか?

 「まん中の白と黄色は何?」
「半熟の煮卵ですよ。サイコロ状で面白いでしょ? このまぜそばはすき焼きをイメージして作ったんですよ」
「すき焼き? ポエムと言えなくもないな」
「かき混ぜてから食べてみてくださいよ」

店主はヘンの字のつくアイデアマンのようで、「スパイシー&ハニー」も気になる。マタドール(闘牛士)という店名も漢字全盛のラーメン業界ではユニークではある。闘牛は客ということになる?
                                 マタドール⑧ 
         当たりか?
                                 マタドール⑨  
         極太麵

言われたとおりに混ぜ混ぜ。麺がエッジの立った黄色みの強い極太縮れ麺で、それがテカリを帯びてきた。堂々としたもっちり感。多分全粒粉が入っているのだろう、小麦の風味も十分。醤油ベースのタレが思っていたよりも甘く、脂のこってり感もかなりある。半熟の煮卵と薄切り牛肉、それに刻みネギなどの薬味が混然となって、極太麵にしがみついてくるよう。うむむ。
                                   
                                 マタドール10 
         混ぜ混ぜ
                                 マタドール11 
         すき焼き?

「ホント、これはすき焼きの味だね。意外にイケるよ。こんなの初めてだよ。でも、脂がちょっと多いかな。ラード?」
「残念でした。タレは和風で、鰹と昆布です。すき焼きですからね」
  
ボリュームがかなりあり、「麺は240グラムありますからね。二郎と同じ三河屋製麺の特注麵ですよ」と店主。ラードを使っていないとは思えないが、苦手のはずの春菊がいいアクセントになっていることに気づいた。

きれいに食べ終えると、甘い余韻が口中に残った。もう少し甘さ(砂糖)を抑えてくれたら、半年に一度はエナジー補給に来たいと思った。次はアルコール補給せねば・・・二軒目はどこにしようかな。

本日の大金言。

ラーメン界はもはや何でもありの坩堝(るつぼ)状態だが、ベースがしっかりしているかどうかが成功への鍵となる。マタドールにはそれがあると思う。



                                                          マタドール13 



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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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