珍しや「有精卵だし巻き卵サンド」

 お江戸で修業中のキオが合流して、小田急新宿駅からウマズイめんくい村「2泊3日箱根珍道中」がスタートした。よく考えたら、約10年ぶりの三角形の丸い旅。空は青く高い。

「仕事の疲れが溜まってて、箱根でゆっくりしたいわ。温泉も楽しみ」
すっかりレディーになったキオが言えば、絵心のある村民2号も負けじと声を上げた。
「村長のお世話で身も心もぐったりよ。私も癒されたいわ。それに何と言っても岡田美術館が楽しみ」
ロマンスカーの中で、ひとしきり話の花が咲いた。村長は黙ってビールを飲むだけ。
        箱根 
        いざ箱根へ!

だが、「岡田美術館」は不運にも臨時休館中だった。
「ちゃんと調べておかない村長が悪いのよ」
「村長をリコールしなきゃ」
「・・・・・・」

強羅で降り、荷物を旅館に置いてから、少し遅いランチとなった。強羅公園内に今年4月にオープンしたばかりの「サンドイッチ料理 一色堂茶廊(いっしきどうさろう)」へ。旅館で聞いた地元の情報なので、ハズレはないはず。
        一色茶廊6 
     空気がきれい(強羅公園)
        一色茶廊① 
        一色堂茶廊
        一色茶廊② 
        ルネッサンス風

強羅公園自体がフランス式の広大な庭園で、「一色堂茶廊」は見事な噴水池の畔にあった。白を基調にした、どこかルネッサンス風の建築。金曜平日なので、客は5~6組ほど。天井が高く、「東京駅丸の内口にいるみたい」(キオ)。BGMはクラシックとくる。皮肉に言えば、いかにもの世界。
        一色茶廊③ 
      サンドイッチ料理メニュー
        一色茶廊4 
      ここはどこ?わたしは誰?

メニューの中から村長は「自然有精卵のだし巻きサンド」(1100円=税別)を選んだ。有精卵というのも珍しいし、だし巻き卵というのも珍しい。村民2号はダイエット中なので人参とアボカドの「二色サンド」(同800円)、キオは「燻製鶏ハムサンド」を選んだ。それぞれ飲み物(プラス300円)を付けた。安くはないが、箱根でこのリッチな世界ならやむを得ない。
        一色茶廊⑦ 
        有精卵のだし巻きサンド
        一色茶廊⑥ 
        二色サンド
        一色茶廊⑤ 
        燻製鶏ハムサンド

10分ほどで白い磁器皿に乗って「自然有精卵のだし巻きサンド」がやってきた。自然な薄い色のふわりとした焼き加減で、卵の厚みは優に1センチはある。関東風ではなく、関西風のだし巻き。食パンもかなり厚めで、ほんの少しトーストしてある。

「卵は3個使ってるんですよ。有精卵なので、とっても濃厚です。注文を受けてから焼きはじめるんですよ」(女性スタッフ)
        一色茶廊2 
        このボリューム
        一色茶廊1  
        関西風やでェ

マッシュドポテトとキヌア(雑穀)ドレッシング和えが添えられていた。細やかでよくできた構成。だし巻きサンドをガブリと行く。かなりの薄味。食パンには自家製マヨネーズが薄く塗ってある。有精卵の旨みを全面に押し出した作りで、マヨネーズたっぷりに慣れた舌には物足りないほど。薄味の旨み。食パンの美味さもまずまず。
        一色茶廊3 
        旨味が広がる
        一色茶廊12 
        マッシュドポテト
        一色茶廊13 
        キヌアだって?

「私のはヘルシーサンドってところかな。人参とアボカドがホント素のままって感じ。味付けもマヨネーズがほんの少しだけ。でも、野菜もパンもボリュームが凄いわ。ダイエットになるのか心配になってきたわ」(村民2号)
「私の方もボリュームが凄い。燻製の鶏肉と野菜がイケる。でも、ちょっと味が薄いかな」(キオ)

食べ終える頃には岡田美術館休館のショックがどこかへと消えていた。「コーヒーが美味いわ」(村民2号)「水が美味い」(キオ)。切り替えの早さなのか、単に忘れっぽいのか、3人の頭はすでに岡田美術館から次の「彫刻の森美術館」へと向かっていた。

本日の大金言。

「サンドイッチ」ではなく「サンドイッチ料理」とか。箱根の新しい名所になる可能性はある。去年6月に起きた大涌谷の小噴火で、一時休業状態に陥った箱根だが、すでに元に戻っているようだ。外国人観光客の多さも噴火前に戻っている。



                一色茶廊5 

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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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