豆屋の後に「谷中のパスタ」

 忘年会続きで胃袋がうれしい悲鳴を上げている。東京・兜町のペン会議に出席する前に、谷中に立ち寄って、さんさき坂の丸安商店で小豆を買うことにした。ここは村長お気に入りの豆専門店。昔のままの谷中を感じさせるいい店で、しかも安い。ほとんどの人が知らない、というのも村長の屈折したプライドをくすぐる。むふふふ。
          丸安商店① 
       隠れ名店「丸安商店

その足で、遅いランチを取ることにした。千駄木2丁目に小じゃれたカフェがある。その名も「つむぐカフェ」。オープンして4年が経過し、谷中で人気上昇中との情報もある。ちょっと目立たない場所にあるのも好み。パングラタンが目玉料理だが、「本日のパスタ」を頼むことにした。メニューボードに「豚トロと竹の子パスタ」(税込み850円)と書かれていたからである。胃袋によさそう。
          つむぐカフェ 
       こちらが「つむぐカフェ」
          つむぐカフェ③ 
          いいかも

「ソースはトマト味と醤油味、どちらになさいますか?」と聞かれ、「トマト味」を選んだ。疲れた胃袋にはトマト、に限る。店内は明るく、白を基調にしたソファとテーブル席が大小合わせていくつか。谷中らしく、猫のグッズもさり気なく置いてある。若い主婦が数組食後のコーヒーを楽しんでいる。
          つむぐカフェ④ 
          ゆったり感

店は若い夫婦が営んでいて、料理はどうやら奥さんの担当(?)のよう。注文を受けてから、奥の厨房で作り始める。いい匂いが漂ってくる。待ち時間は10分ほど。予想外の展開。まずスープと前菜が出てきた。スープと前菜付きとは。これがかなり凝ったもので、オニオンスープの奥深い美味さにちょっと驚く。トウモロコシと豆、それに人参のカレー風味の酢漬けもマル。
          つむぐカフェ⑤ 
          スープと前菜

しばらくしてから、「豚トロと竹の子のパスタ」がやってきた。ボリュームは女性を意識しているのか、思ったほど多くはないが、ほどよい量。トロリとしたトマトソースが美味そう。バジルがパラパラとかかっていて、オリーブオイルとガーリックの香りが立ち上がっている。胃袋が反応する。
          つむぐカフェ⑥ 
          メーンのパスタ
          つむぐカフェ⑦ 
          いい匂い

竹の子と豚肉のバランスも悪くない。豚トロというのでバラ肉かベーコンを予想していたが、ヒレ肉のよう。脂身好きとしてはちょっと残念だが、アルデンテ気味のパスタに特製トマトソースがよく絡む。竹の子の質がいい。食材には気を使っているようで、野菜類も無農薬・減農薬野菜を使っているようだ。
          つむぐカフェ11 
          胃にやさしい
          つむぐカフェ12 
          豚肉と竹の子
          つむぐカフェ13  
          よい子竹の子

食べ終えると、ほどよい満足感が胃袋からじわりと湧き起ってきた。「つむぐカフェ」につむがれてしまった?
「次回はぜひパングラタンを食べてください。パンもベーコンも自家製です

髭の店主が顔をのぞかせて、奥さんと一緒にそう言った。バッグには小豆1キロと金時豆1キロ。重すぎる道楽だが、仕方がない。今夜も会議の後は飲み会になりそう。

冬の蠅谷中の坂をのたりかな

本日の大金言。

谷中は観光地化しているが、表通りを外れると、案外いい店が隠れている。それを探す楽しみ。



                  つむぐカフェ14
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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