大宮市場食堂のカキフライ

 去年に引き続き、ポンコツ車を飛ばして、埼玉の胃袋・大宮市場へ年末の買い出しへ。ここは穴場だと思う。築地はあまりに観光化され、込み具合が半端ではない上に最近はそう安くはないので、このところ年末は敬遠している。ちなみに北千住の足立市場もおすすめ。
          大宮市場① 
          大宮市場は穴場
          大宮市場② 
          適度な込み具合

午前9時から生きのいい魚や肉類、野菜などを物色。混んではいるが、築地と比べると、空いている。ひと昔前の築地のような市場本来のシンプルな世界が残っている。魚市場を中心にひと通り買い出しをしてから、早めのランチとなった。

ここには約8軒ほどの市場食堂がある。「キッチンニューほしの」や「花いち」が特に人気で、メディアの露出度も高い。だが、村長の好みは「大衆食堂 藤よし」で、去年はここで穴子丼を食べ、その安さとレベルの高さに唸った。

「今年は違うところにしない? お腹の虫が鳴き始めてるわ」
時刻は午前11時。腹が減るとツノが出始める村民2号が微笑みながら言ってきた。こういう時は逆らってはいけない。
          高はし 
          ここも穴場
          高はし② 
          当たりか?

人気の「花いち」に行くと、6~7人ほど並んでいた。店のおばさんスタッフが呼び込みをしている。確かに魚介類や海老フライが美味そうだが、へその曲がったままの村長はその隣の「海鮮亭 高はし」に目を付けた。人の行く裏に道あり花の山。

これが当たりだった。店内の混み具合は7~8割ほどで、何よりも落ち着いた雰囲気がいい。女性スタッフの対応も過不足がない。ここの一番人気は「豪華海鮮丼セット」(1580~1680円=税別)だが、ボリュームが凄すぎる。予算もオーバー。ほとんど悩まずに「本日のサービスセット」(1000円=税別)を頼むことにした。サービス丼(中おち、いくら、釜あげしらす3点盛り)とフライ(エビ、カキ、アジフライ、トンカツから一つ選べる)がセットになっているもの。
          高はし③ 
        迷うところだが・・・

「ボリュームもありそうだし、1000円というのがステキ。税込みだともっといいけど。フライは今が旬のカキフライがいいわ」
「意義なしだよ。築地ならもっと高いな、きっと」

10分ほどで「本日のサービスセット」がやってきた。黒いどんぶりにマグロの中落ち、釜揚げシラス、錦糸卵がたっぷりと盛られ、中央にはイクラが宝石のように輝いていた。刻み海苔、シソ、甘酢生姜の姿も見える。新鮮な海の匂い。その下の酢飯。
          高はし⑤ 
          これで1000円とは
          高はし④ 
          市場のさすが

醤油にわさびを溶いてから、ゆっくりと円を描くようにかけていく。まずはアサリの味噌汁をひと口、まずまずの美味さ。続いて、ドンブリへ。さすが魚市場の鮮度とボリューム。これは期待通り。酢飯が少し柔らかすぎだが、範囲内。村民2号は美味そうに黙々と食べている。
          高はし⑦  
          中落ちの量
          高はし14  
          3種盛りでんな
          高はし10 
          秀逸なカキフライ
          高はし12 
          和がらしとソース
          高はし2 
          旬の広島産

最も気に入ったのは別皿のカキフライ。広島産の大ぶりのカキが2個。キャベツの千切りとレモン、マヨネーズが添えられていた。まさに揚げ立てで、ガブリと言った瞬間、コロモのサクサク感とカキの新鮮な海のミルクがジュワリと口中に広がるのがわかった。うむむ。マヨネーズ、ソース、醤油をそれぞれ垂らして食べ進むと、天使(脳内エンドルフィン)が頭の周囲を飛び始めた。今年1年の山あり谷ありの苦味がいっぺんに遠ざかっていく・・・。

「やっぱり築地より大宮市場ね。また来年もここに来たいわ」
「来年はどうなるかなあ・・・」
二人同時に遠くを見つめた。何が見えたか、何も見えない・・・。

牡蠣フライ海の記憶となりにけり

本日の大金言。

人の行く裏に道あり花の山・・・株式相場の格言だが、裏ばっかり行くと、人生を間違えることもある。表と裏と両方を見る、が一番だと思う。ニュースや情報の見方にも通じる格言でもある。




                高はし15 




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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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