食パン専門店の食パンさま

 「食パン専門店」の存在を知ったのはつい最近。浅草ペリカンが食パン専門店に近いが、ここはロールパンも売っている(村長はここのファン)。

大阪には高級食パン専門店「乃が美があるが、美味いだろうけど高すぎる。銀座一丁目の行列店「セントルザ・ベーカリー」も安くはない。街中には安くていい食パンを作っている小さなパン屋さんも多い。そういう店を見つけたときはうれしくなる。
          一本堂 
          食パン一本

たまたま群馬・高崎市で見つけたのが「食パン専門店 一本堂」の食パンだった。食パンしか売っていない。しかも1斤ずつしっかり焼いている。軽い驚き。

「一本堂」は2013年3月、大阪・都島区で産声を上げている。偶然か、銀座の「セントルザ・ベーカリー」もこの直後にオープンしている。
          一本堂① 
        1斤ずつは珍しい

あっという間に行列店になり、その翌年には東京に進出、今では全国展開に踏み切り、東京を中心に「食パン専門店 一本堂」の看板が広がりつつある。このあたりの広げ方は好きではない。

高崎で見つけたのはその一つだったというわけ。し、知らなかった。狭い店内に入った瞬間、香ばしいパンの匂いとともにキツネ色の焼き上がった角食パンが数種類棚に並んでいた。本当に食パンだけ。しかも種類が少ない。値段がそう高くはないことに心が動いた。
          一本堂② 
          これで260円なり
          一本堂③ 
        こちらは「れーずん}

定番の「一本堂食パン(プレーン)」(1斤260円=税込み)と「れーずん」(同360円)を買い求めた。

耳までしっかりと付いていて、しかも1斤ごとに焼いているのは珍しい。翻訳家・ライターのみい子さんから数年前にいただいた燕三条のパン切りナイフで切って、試食となった。みい子さんは現在闘病中で、パンを切るときに不意に目のダムが危うくなった。

村長自家製のあんこ、村民2号手づくりのジャム(リンゴジャム、柚子(ゆず)ジャム)、それにマーガリンを用意する。
          一本堂② 
          ずっしり重い
          一本堂⑧ 
          手づくりトリオ

まずはプレーンの角食。生地のもっちり感とカナダ産小麦の風味がいい。あれこれ組み合わせを楽しむ。村長の好みはあんことマーガリンの組み合わせとリンゴジャム。どっちも食パンのきめの細かさとモチモチ感にフィットしている。
          一本堂7  
          あんことマーガリン!
          食パン試食2 
          リンゴジャム
          食パン試食3 
          柚子ジャムどす
           
「村長にしてはこんなしっかりした食パン、よく見つけたと一応ホメておくわ。この値段でこの風味と味わいはマル。トーストしたら、さらにおいしくなった。私的には柚子ジャムが一番合うと思う。香りとジャムの酸味がトーストの香ばしさともっちり感にとっても合う。反対にあんこは微妙だな」
          一本堂④  
          時間よ止まれ
          一本堂5 
          手包みのこだわり
          一本堂10 
          柚子も合う

『れーずん』が予想以上に美味い。店員さんによると、洋酒に漬けたレーズンを一つ一つ手包みしているそうだよ。パン生地もプレーンをさらに凝縮したものを使っているって言ってたけど、その通りだった。これにはマーガリンが一番合う。あえて言うと、マーガリンしか合わないと思う」
          一本堂⑨ 
          マーガリンとの相性

「このパン切りナイフでこうして食べている間にもみい子さんが苦しんでいると思うと、ちょっと切なくなるわ。柚子ジャムを持って行ってあげたいんだけど、今は無理かなァ・・・」

「奇跡が起きることを祈るしかないよ。以前、村民2号手製のマーマレードが美味かったって言ってたから、きっと喜ぶと思うよ」

「そうね。その可能性を信じて、飛び切り美味いジャムを用意しなきゃ」

本日の大金言。

美味い食パンを食べる。人はパンのみに生きるものではない、神の口から出る一つ一つの言葉によって生きる。というマタイ伝の有名な言葉がある。「神の口」はよくわからないが、一つ一つの言葉によって生きる、というのは同意したくなる。むろんパンを食べながら、だが。




                  一本堂4 

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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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